Open Innovation オープンイノベーション

オープンイノベーションによる新事業の創造

イノベーションを巡るグローバルな競争が激化するなか、従来の自前主義に代わり、外部の知識や技術を積極的に取り込む「オープンイノベーション」が重要視されています。
SBIインベストメントではCVCファンドの運用やファンド投資家と投資先企業のマッチングを通じて新事業の創造に取り組んでおります。

CVC(Corporate Venture Capital)事業

SBIインベストメントはCVCファンドの運用を通じて、企業発掘、投資検討、投資実行、モニタリング、事業シナジーの実現の各フェーズにおいて、事業会社様の事業投資を全面的にサポートいたします。企業が直面する課題に対して、「フルハンズオン型支援」を通じて培ったノウハウを活用し、CVCファンド投資先企業の企業価値拡大を支援いたします。

2023年11月1日時点で21社と総額1,430億円規模のCVCファンドを設立しており、大企業とベンチャー企業の事業シナジーの形成に向け、積極的な投資活動とアライアンス構築支援を行っています。

運用中のCVCファンド

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CVCパートナー ファンド名称 期間 出資約束金額
株式会社ニコン Nikon-SBI Innovation Fund 2016年7月~ 100億円
Nikon-SBI Innovation Fund II 2023年11月~ 50億円
株式会社インテージ
ホールディングス
INTAGE Open Innovation
投資事業有限責任組合
2016年10月~ 50億円
三井金属鉱業株式会社 Mitsui Kinzoku-SBI Material Innovation Fund 2017年9月~ 50億円
ハウス食品グループ本社
株式会社
ハウス食品グループ
-SBIイノベーション投資事業有限責任組合
2017年10月~ 50億円
ハウス食品グループ
-SBIイノベーション2号投資事業有限責任組合
2023年1月~ 50億円
東急不動産ホールディングス株式会社 TSVF1投資事業有限責任組合 2017年10月~ 50億円
株式会社SUBARU SUBARU-SBI Innovation Fund 2018年7月~ 100億円
株式会社フソウ FUSO-SBI Innovation Fund 2020年3月~ 50億円
ディップ株式会社 DIP Labor Force Solution
投資事業有限責任組合
2020年3月~ 90億円
三井住友信託銀行株式会社 SuMi TRUSTイノベーション
投資事業有限責任組合
2020年9月~ 50億円
住友生命保険相互会社 SUMISEI INNOVATION FUND 2020年11月~ 80億円
株式会社
メディパルホールディングス
MEDIPAL Innovation Fund 2021年3月~ 100億円
阪急阪神ホールディングス
株式会社
阪急阪神イノベーションパートナーズ
投資事業有限責任組合
2021年4月~ 30億円
株式会社レスターホールディングス Restar-SBI Innovation
投資事業有限責任組合
2021年7月~ 50億円
KDDI株式会社 KDDI Green Partners
投資事業有限責任組合
2021年11月~ 50億円
パナソニック株式会社 PC-SBI投資事業有限責任組合 2022年7月~ 80億円
パラマウントベッド株式会社 PARAMOUNT BED-SBI Healthcare Fund 1号投資事業有限責任組合 2022年9月~ 50億円
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合 2023年1月~ 50億円
株式会社マツキヨココカラ
&カンパニー
MC&C投資事業有限責任組合 2023年4月~ 50億円
株式会社リコー リコーイノベーションファンド1号投資事業有限責任組合 2023年11月~ 50億円

※他、2ファンド(出資約束金額計150億円)

CVCを活用した事業連携事例

ニコン×エクスビジョン

Nikon-SBI Innovation Fundによるエクスビジョンへの投資を契機に、ニコンとエクスビジョンはニコンの次世代プロジェクトである材料加工ビジネスにおいて共同開発を実施。
高速画像処理のハードウェア・ソフトウェアに強みを持ち、優秀なエンジニアを多数抱えるエクスビジョンと協業することで、ニコンは微細加工を特徴とする高精度金属除去加工機やリブレット加工サービスを開発。
2021年8月にニコンはエクスビジョンを買収し子会社化。

インテージグループ×リサーチ・アンド・イノベーション

インテージグループがバーコードをベースとし、独自の定義から商品の情報や属性(特徴)をデータベース化した「商品マスター」とリサーチ・アンド・イノベーションが購買データ登録アプリ「CODE」を通じて構築したレシート名称ベースの「商品マスター」を相互補完することで両社の事業に活用。

ハウス食品グループ×SARAH

SARAHは、メニュー1品単位のロコミデータという、既存のグルメサイトにない切り口の大量のデータを活用し外食ビックデータ事業を開始。ハウス食品グループは夕食・中食向けの業務用製品開発、営業強化に向けた、外食ビックデータの活用のため、資本業務提携。

SUBARU×AEye, Inc

SUBARUは、新しいビジネスや技術にチャレンジすることが必要不可欠と考え、知見を外部から積極的に集め、社内知見と合せてイノベーション創生にチャレンジする仕組みとして、「SUBARU-SBI Innovation Fund」を設立。レーザースキャナー(LiDAR)とカメラを組み合わせた動的物体検知が可能なセンシングシステムを開発・提供するAEye, Inc.に出資した。
AEye, Inc.は2021年8月18日に米国NASDAQ市場にSPACを用いて上場を達成。

CVCパートナーインタビュー

運用ファンドの主な出資者

SBIインベストメントが運用しているファンドには、70以上の地域金融機関をはじめ、大手金融機関や事業会社等を含む200以上の幅広い投資家よりご出資を頂いております。

運用ファンド出資者によるファンド活用事例

太陽ホールディングスとサイフューズとの提携について

サイフューズとの資本業務提携により、両社で細胞製品製造設備の構築及び細胞製品開発を進め、再生・細胞医療分野への進出を図り、医療・医薬品事業の拡大・強化を図る。

太陽ホールディングス

中期経営計画「NEXT STAGE 2020」

  • プリント配線板用部材事業に大きく依存する事業構造からの脱却を図り、当社グループが持つ「化学」というキーワードを軸に、総合化学企業への飛躍を目指す。
  • 今後の成長が見込まれる分野として、エレクトロニクス(ソルダーレジスト含む)に加え、医療・医薬品、食糧、エネルギーの4 つの分野での新規事業の創出を推進。

サイフューズ

病気やケガで機能不全になった組織・臓器等を再生させ、多くの患者さまに貢献することを目指して2010年に創業された再生医療ベンチャー。

生きた細胞のみから立体的な組織・臓器を作製する革新的なプラットフオーム技術を用いた、画期的な細胞製品の実用化を目指し、再生細胞医療分野での研究開発を推進。